元気ですかー?
「酸素があれば何でもできる! 」
アントニオ猪木風の掛け声でツカミの笑いをとる、栗城史多さん
栗城さんと言えば、世界最高峰エベレスト(8848m)やヒマラヤの8000m峰に無酸素・単独に挑戦する登山家として有名で、コアメッセージは「冒険の共有」。
登山というと、リスクがつきもので、遭難したり、もし命を落としても自己責任と一蹴されることもある大変な職業(チャレンジャー)。
ただ、同時に多くの人に勇気や感動を届けているのも事実。
栗城さんは、登山の模様をネットで中継することで、冒険を共有し「できない」という否定の壁へ挑戦することをミッションに活動しています。
そんな栗城さんの「折れない心の作り方」というテーマのトークイベントがありました。
実は僕が働いているコワーキングスペース「LIFULL HUB」の1階で開催。ちょっと顔を出してみたんですが(栗城さんの話を聞くのは4-5回目)、とても熱いメーセージを受け取れたので、ブログでも紹介します。
※イベント後3週間後に思い出したかのように記憶を辿って書いたので、本イベント内容の超要約版です(汗)
プロフィール:登山家 栗城 史多(くりき のぶかず)
1982年北海道生まれ。登山家。大学山岳部に入部してから登山を始め、6大陸の最高峰 |
■ ストレスとの向き合い方
皆さんは仕事場や家庭などで、日々ストレスを感じることもあると思います。
できれば、ストレスは避けたいもの……ですよね?
しかし、栗城さんが挑戦しているエベレストは、気温−35度、酸素は地上の3分の1、そこにいるだけで肺が押しつぶされそうになるくらい苦しく、心拍は平常時130BPM、一歩歩くと150BPMにもなる世界。そして、常に激しい睡魔が襲ってくる。
まさに、極限のストレス環境!!
なぜ、その状況にあえて身を置いているかといえば、「目標」にチャレンジしているからです。
栗城さんは、現在地から目標に向かう過程には、どうしても「苦しみ・不安」といったストレスがあると言います。
つまり、挑戦にはストレスが付き物なのです。
そして、ストレスも幸福も、全ては感じ方次第。
ストレスのある目標 ×心が満たされている状態が、栗城さんを挑戦に駆り立てているそうです。
栗城さんの合言葉は、「酸素があれば何でもできる」
極限状態でも、酸素があれば心の持ちようで何とでもなるというメッセージですが、その心はどのように作っているのでしょうか?
■ 折れない心を作るためのワーク
【WORK1】ストレスの見える化
人間は目に見えないものに不安を抱くと言います。
そこで、まずは今、自分は何にストレスを感じているか書き出してみましょう。
職場の人間関係、朝の通勤電車、将来のキャリアのこと、恋人との関係……
いろいろ出てくると思いますが、まずは可視化してみることが大事!
紙でも、スマホのメモでもいいので、書いてみましょう。
【WORK2】川に流す
静かに目をつぶって、先ほど書き出したストレスを思い浮かべてください。
次に、目の前に綺麗な「川」が流れているのをイメージして、ストレスをその中で放り投げてましょう!
ぽいっ!
そのストレスは川を流れていき、その向こうには滝がっ……!
ザザッーーー
みたいな妄想を目を閉じて行うと、ストレスが軽減されていくそうです。
この講座の後も、自分はお風呂の湯船に浸かりながらボッート頭の中で試しているのですが、効きますよ。
皆さんもやってみてください。
【WORK3】幸福の見える化
最後に、今、幸せに感じていることを書いていきます。
屋根がある家に住んでいる、悩みを相談できる友達がいる、海外旅行の予定がある などなど……
幸福の作り方は、経済的な豊かさと相関があまりないというのはすでに研究でわかっていて、大事なのは……
今、満たされている=足るを知るということ。
すでに幸せは自分の中にあるんだということに気づき(今回は紙に書くなどして可視化)、それに感謝することが大切だと言います。
(ブログを書く最低限の日本語力や時間があって、そのブログをここまで読んでくれる人がいる、うんっ、幸せ。ありがとう!)
■ 冒険の共有、否定という壁への挑戦
楽しいことをやっているときは「アドレナリンが出る!」みたいな表現をすることがありますが、それは幸せな状態でしょうか?
人は興奮状態にある時にアドレナリンが出ますが、これは気分は上がってもすぐ下がり、疲れます。そして次の興奮を求め、もっともっととキリがありません。
そこで注目されているのが幸福ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」。
これは「人のために何かやっている時」に出ると言われる物質で、例えばお母さんが赤ちゃんにおっぱいをあげている時にも出るそうです。
世界一幸せな国と呼ばれているブータンは、日々幸せと感じるのは、人のために祈る習慣があることも1つの要因と言われています。
つまり、究極の幸福は人に喜んでもらうことにある、と。
そこで栗城さんの話に戻ります。
登山の行程を毎回ライブ配信するようになったのは、山を登っている投稿をした時にインターネット越しで「ありがとう!」と言われてことにあるそうです。
山登りは「頑張って」と応援されたり、反面「リスクがあるのに何でやるんだ」と非難されたりすることがほとんどで、「ありがとう!」と感謝されることはあまりなかったとか。
しかし、感謝の言葉を聞いて以来、夢を共有する、そして応援し合う、夢を否定しないというメッセージをメディアを通じて発信するように。
今回のイベントのテーマである、「折れない心の作り方」は、目標(ストレス)へ挑戦することと合わせて、今あることに感謝することによって作られるのではないでしょうか。
最後に、自分の見えない壁を登っている人たちへ。
「あなたは誰に何をして喜んでもらいたいですか?」
栗城さんからのこの問いを考えることに、折れない心を作り、あなた自身が幸せになるヒントがあるように感じました。
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