「なぜ旅に出なければいけないの?」 そのヒントは“旅語り飲み”が教えてくれた【Compathy × Photripper】

日本人のパスポート保有率は20%台(G8で最低)

つまり、約5人に1人しか海外に行ったことがなく、島国日本の中だけで一生を終えてしまうんですね。

ところで…そもそも

「どうして旅に出ないといけないんだっけ?」

オラ日本が好きだ! 海外? 余計なお世話だ、こっち見んな!って方もいますよね。
そこで、海外へ旅する理由など、素朴な疑問をゲストや旅人たちに聞いてみよう!ということで開催された、“旅語り飲み”。

今回のイベントの主催は、世界とつながる旅のコレクション【Compathy(コンパシー)】と、旅×写真団体 【Photripper(フォトリッパー)】。旅を記録に残すと同時に、誰かの旅のきっかけをつくる素敵なサービスですよ。みなさん!(宣伝)

個人的にも旅の記録用としてcompathyを使っています。
-25℃でもアツい国冬のカナダ散策は、痛たのしい!!

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前置きはさておき…
会場となったのは、高円寺にある「Smile Earth」。
夫婦で世界一周をされた吉田 有希さん運営のオシャレなカフェ&バーです。

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入り口にて受付を済ませ
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店内に入ると、そこにはPhotripperさん提供の絶景写真が何点も。
旅欲をくすぐります。
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まずは、乾杯
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左:Photripper代表の田島さん 右:Compathy代表の堀江さん

 

会場は旅人たちで熱気ムンムン

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これから講演がはじまるのに、みんなお酒が早い…

仕切りなおして、本日のゲスト紹介。

◆太田 英基さん(「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない」著者、SchoolWith代表)

◆芹澤 東洋さん(「Go~24歳×旅×青春×人生の気づき~」著者、旅作家)

◆浅利 泰河さん(KitchHike)

◆田島 知華さん(Photripper創設メンバー)

4方がそれぞれ、旅の魅力について語りました。

 


 

太田 英基さん

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起業、フィリピン英語留学を経て約2年間の世界一周の旅に出た太田さん。
旅の間はサムライバックパッカープロジェクトを発起し「日本の若者のグローバル志向・海外志向の底上げ」をミッションに活動されていました。

色んな人に出会うを旅の目的に50カ国くらい訪れた太田さんは、旅でどんなことを感じたのでしょうか?

1枚の写真をプロジェクターに映しながら…

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「ここどこだと思います?教えません(笑)事前に知らなかったからこそ、ここの景色には感動しました。本当に行きたいところは事前に写真を見ない方が本当はいい。新鮮さが薄れてしまう」

「例えばマチュピチュとか写真で見たことがある人は多いと思いますが、事前情報がありすぎるので、実際に行ってみるとあーーなんか知ってるって感じになる」

たしかに(笑)

まずは行ってみることで、自らの感覚でその場所の良さを感じることの大切さを紹介しました。

他にも、インドで価値観が変わった話も…

「どこの宿も平気で1000円〜2000円と提示してきて(バックパッカーの安宿だと一泊300円程)、日本人だからぼられているのかなと思って聞いてみると、インドの人口の5%、つまり6000万人の富裕層相手にビジネスをしている宿が多いことを知った。先入観でぼったくりとおもってしまったが、話してみてわかることがある」

そして、現在はソーシャルメディアでつながる時代、一度きりの出会いではなくネット上で関係が続くというお話も。

「ナイロビのバスの中で会った人とFacebookでつながった。その後、僕がヨーロッパを旅しいてると、ことあるごとに旅ができていいなぁとコメントしてくる。日本人なら2ヶ月くらい必死にバイトすればお金はたまるけど、アフリカなら2年くらい働かないとヨーロッパを旅するお金が貯まらない。ソーシャルでつながった縁なので、英語をできる彼には日本向けの語学教師をネットでやればと提案している」

など、旅で出会った人と、旅が終わってからも関係性を構築していく面白さを紹介していました。


 

芹澤 東洋さん

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もう睡眠薬入りビールはこりごりよんというブログで情報を発信していた芹澤さん。

※ブログのタイトルは、初めての海外旅行初日の夜に睡眠薬ビールを飲まされ強盗にあったことに由来(笑)個人的にこのブログ大好きでした。

大学卒業時に奨学金募集で30万円をゲットし、航空券を差し引いた約15万円程でアメリカを3ヶ月横断。アメリカではカウチサーフィン(インターネット上の無料国際ホスピタリティー・コミュニティー)で泊まりながら、色々な人との出会いがあったそうです。

今回のイベントでは、ヨーロッパやアメリカなどは遠い国の人という印象があったが、「同じ人間じゃん!」って常識をぶっ壊された体験などを熱く語っていました。

最後にインドのガンジス川に行った時の話をご紹介。

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http://www.compathy.net/tripnotes/808

「インドは人生を変えるって言うじゃないですか?僕もインドのガンジス河の横にある火葬場に行った時に、それを感じました。亡くなった方を、えっほ、えっほって担いでるインド人がいて、その場で焼いてガンジス河に流すんですよね。日本じゃなかなか見られないシーンでした。周りを見ても誰も泣いてないし、凧揚げしてる連中もいるし、野良犬や野良ヤギがそこら中にいて、なんだこれは!と。

でも、そういう風景を見ていたら、死って 怖がるものではないし絶対に訪れるものということがわかり、その瞬間、自分の人生に「死」っていうゴールができたんです。同時に、「生」という時間も有限だし、死を意識した瞬間から人生が輝くことを、僕はインドで体感しました。」

こういう人生のターニングポイントに出会えるのも、旅の醍醐味ですね。


 

浅利 泰河さん

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世界中の食卓で料理を作る人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングさせるオンラインプラットフォーム「KitchHike」を運営している浅利さん。世界23カ国約200の食卓が登録されており、誰でも簡単にコックになれる…素敵!

そんな浅利さんは、旅をする際に自分の足下の写真を撮るそうです。

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「東京、日本からどんなところに行っても、下を見れば自分の足がある。だから、足下を写真に残している」

ちなみに以下の写真は、スリランカにて。お坊さんがご飯を1人で食べていて、自分はどうしていいかわからない遠い目をしているシーン。「KitchHike」を作った理由は、ご飯を楽しむ関係をつくり、こういった状況を解決したいから、と(笑)

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田島 知華さん

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砂漠が大好きと語り、サハラ砂漠の写真の紹介からはじめた田島さん。

19歳から一人旅を始め、大学時代は「休学せずに旅をする」女子大生バックパッカーとして1年に10ヶ国単位で世界を周っている、旅ガールです。

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田島さんは、今まで訪れた場所をショートムービーで紹介。映し出される風景を見ているだけで旅に出たくなる…不思議。

写真は、クロアチアにある「プリトヴィツェ湖群国立公園」

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「自分のお気に入りの絶景って順位付けしませんか?私の場合、ウユニ塩湖はダントツの1位、他の順位もほとんど変わらなかったのですが、先日訪れたプリトヴィツェは久しぶりに順位の入れ替えがあり、2位にランクイン!」

ちなみに良い写真を撮るポイントは…

「誰かに撮ってもらう場合は、一眼レフを持っている方を探します。そして構図を伝え、そのまま撮っていただくよう指示することがポイント。何も言わないと、肝心の景色が映ってなかったりするんです(笑)」

なるほど!

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4人がそれぞれ旅の経験を語った後は、またしばしご歓談…

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※真ん中は店長の吉田さん。

いや、旅人だらけなので、

ビールを浴びるほど飲んで、テキーラのワンショット!

参加者のみなさん、人生をenjoyしてる感がムンムンでした。(こ、これがリア充かw)

 


 

まとめ

「どうして旅に出ないといけないんだっけ?」

の答えは、人それぞれでいいのかも…

 

ただ、今回の登壇者を見て思ったのは、

自分のワクワクセンサーに反応して旅に出てみたら

そこには新しい仲間、素晴らしい絶景、価値観を揺さぶられる経験などがあった。

そして、そんな旅を通じて人間の幅が広がって、

今度は周りの人たちをワクワクさせる魅力的な人になっていた…ってこと。

 

主体的に何かアクションを起こす経験は、

旅だろうと仕事だろうと自身の人生を輝かせてくれる。

そんなことを感じたイベントでした。

 

キレイにまとめすぎ!?

個人的には、旅も、飲みも、無事家に帰ってお風呂に浸かる瞬間に幸せを感じます。

 

【取材協力】
Compathy
Photripper
Smile Earth

 

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