新潟県柏崎のフェス「BEACH PICNIC 2019 ビーチピクニック」。地域の盛り上げに大切な学びを得た、夏の夜

全国を旅し、海岸線はほぼ自転車で回ったから、わかる。

日本は、景色が素敵で料理も美味しい場所がとても多い。

しかし、外から人を呼べる熱量のある地域は限られる。

そこに、熱量のある人がいるか否かだ。

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昨日は、親の実家がある新潟県柏崎に滞在していた。

歩いてすぐの場所には環境省が選定する快水浴場百選「番神・西番神海水浴場」もある。

9月の7日8日と、そこで「BEACH PICNIC 2019」なるイベントが開催されていた。

2019年で5回目となるこのイベントは

普段はテントを張れない砂浜に宿泊できたり

SUPなどのマリンスポーツを楽しめたり

夜は満点の星空の下でお酒を飲みながらトークライブを楽しんだり……

これが想像以上に楽しかったので、メモ日記として。

次回も参加したい方への参考まで

海と夕陽が最高の演出家

柏崎駅から車で10分ほど

番神ビーチが今回の舞台

ちなみに、徒歩数分圏内で母が「よりみちカフェ」を運営している。

3匹の猫がいる癒しの空間。新潟・柏崎の「よりみちカフェ」に行ってみた


地元の方向けに週3営業ののんびりしたカフェだが

近くを通った方は寄り道してみるのもおすすめだ。

さて、そんな場所からママチャリで行ける距離で……

開催されたのが「BEACH PICNIC」

砂浜の上で行われる、何ともピースなイベントだ。

昼間はマリンスポーツなどを楽しんだり

テントの前で食事を楽しんだり……

私が伺った夕暮れ時は、もうこれがまた、何とも素敵なインスタ映えー!

な光景が広がっていた。

光を観ると書いて観光

今回のイベントのメインステージ

トークライブのゲストはこの二人

橋村和徳さん(VILLAGE INC.)と池田親生さん(CHIKAKEN)

二人は、日本全国に講演で呼ばれたり

さまざまなプロジェクトを立ち上げている。

池田さんが仕掛ける幻想的な空間を生み出す「竹あかり」はどこかで見たことがある人もいるのでは?

そんな二人のライブには地域を盛り上げるヒントがあふれていた。

以下、メモを少し。

日本の地域はどこもいい場所ばかり。でも、実際に行きたくなるかは熱量がある人がいるかどうか。インターネットはそこを埋めるツールだけど、やっぱりリアルが大事。そのためには人の熱量。

究極の料理の形は何か?それは感情移入できる料理。美味しい食材を使えば確かに美味しいけど、手間暇かけて準備して作ったものはもっと美味しい。イベントも同じ。出来上がったものを楽しむより、作る過程も共にしているともっと楽しくなる。

人間には「ハレとケ」が必要 ※ハレは儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケは普段の生活である「日常」 

昔は行動範囲が狭かったから日常を豊かにするために近所の祭りがあった。今はバーチャルでも簡単につながるから、何がハレかわかりずらくなっている。お金のために人を呼ぶ祭りやイベントだけではなく、地元の人たちが本当に自楽しみつながるイベントが必要。

観光とは、その土地の光を観ること。この場所にしかないもの、その場所の営みをどう見せるかが大事。

個人的には、最後に地元の方からの質問の答えが印象的だった。

「仕事のモチベーションが上がらないことがある。どうすればいいでしょうか?」

ライオンが狩りするときモチベーションは関係ない。狩りをしなければ死ぬから。人間は何かをやるときに悩むものだけど、それを楽しむしかない。

例えば、大きなイベントを仕掛けようとすると、どんなに仲がいいメンバーでも揉める。意見の対立が起こる。でも、最後は一人でも「やろう!」と言うだけ。

その声をだす。あなたもその一人になればモチベーションなんて関係ない。楽しんでやるだけ。

いろいろな地域でイベントや祭り、地域おこしの取り組みが行われているが、自分がやりたい!と手を挙げて、やりきること。その熱量にたくさんの人が巻き込まれていく……

と、二人のトークを聴きながら感じて、そうだなぁとシミジミしてしまった。

いい夏の夜。

このイベントも誰かが手を挙げ続ける限り、続いていくのだろう。

 

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