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こんばんは。もゆる(@moyulog)です。
最近、改めて感じていることがあります。
これからの時代、
仕事の生産性や効率を上げるためにはソーシャルメディアを有効活用する必要がある。
反面、生産性や効率を下げるのもソーシャルメディアである。
…このブログに、TwitterやFacebook経由から来た方ならわかりますよね?
※ちなみに、このブログは仕事にも(人生にも)有益な情報をお伝えしているため、
仕事中でも、このまま読み進めていって問題はないはずです(笑)
では、実際どういったソーシャルメディアを使えば
生産性がアップし、働き方の改善に繋がるのか?
今回のブログでは、企業やフリーランスの方などに向けて
色々なサービスの紹介や、そのメリットについて考えてみたいと思います。
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【補足】
■マインド面の話はあまりしません
ソーシャルメディアはあくまでツールでしかないので、
もっと“本質的”な話を本来はしたいのですが、今回はしません。
長くなるので…
■ソーシャルメディア以外のサービスの話はします
いわゆるWebサービス全般に触れながら、働く環境の改善を考えます。
■リスクの話はしません
企業によってはセキュリティ関連で対応できないケースもあると思います。
ただ、今後はソーシャルメディアを使うリスクより、
使わないリスクの方が大きくなるという前提でお話します。
■個人向けより法人やフリーランス向けの話をします
個人がソーシャルメディアを使う“テクニック的”なところは、
毎月お馴染みの「日経アソシエ」さんなどにお任せします。
では、さっそく業務フェーズ別、
主なWebサービスやソーシャルメディアの種類
及び、活用法を紹介します。
■ 採用
採用のミスマッチは、企業・求職者の両者にとって非効率なことです。
採用の質を重視した“コネ採用”のコンセプトを掲げている「wantedly」は注目です。
世界1億5000万以上のユーザーを誇るビジネスSNS「Linkedin」はやはり要チェック。
求人媒体への出稿や人材紹介といったサービスを自社で担えるポテンシャルがあります。
また採用以外にも、業界の情報収集の効率化や、マーケティングの分野にも活用されています。
※「LinkedIn」のプロフィールをスコア化して対戦する、
富士通のグローバル・キャンペーン『Profile Pitch』など、
プログラマーの方がコーディングを公開、共有できるサービス「github」。
例えば、KAYAC社「ワンクリック採用」企画で、
エンジニア志望者はgithub連携で応募ができるようにするなど
プログラマーのスキルを効率的に把握する手段としても活用されています。
詳しくは、先日のスゴブログもチェック!
github & coderwallを活用したTECH系企業の海外コーポレートマーケティングのススメ
ソーシャルリクルーティングのツールとしてはFacebookやTwitterなども含め、
今後、多くのソーシャルメディアが活用されていくポテンシャルを秘めています。
だからこそ、どのメディアにターゲットとなる人材がいるかを見極めた上で、自社の強みを適切に出していける企業が、最適な人材の採用しながら、生産性アップやコスト削減を実現できると思います。
■ コミュニケーション
出張や会議、日々の雑談。
もっと見直すことはできないでしょうか?
円滑なコミュニケーションが取れるWeb上の仕組みを取り入れれば
より効果的に課題を解決できる場合もあります。
Googleが展開するビデオチャット機能「Hangout」。
10人まで無料で顔を見ながらのコミュニケーションが可能です。
※Skypeの場合、3ヶ所以上同時にビデオ通話通話する場合は、プレミアム会員という有料会員になる必要があります。
遠隔のコミュニケーションロスを無くすことができれば、移動時間の削減にも繋がりますよね。
「メールの時代は終わりました」というインパクトのあるキャッチコピーが印象的なクラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」。メール・個人向けチャットツールの問題点を解決できる機能や仕組みが充実しています。
詳しくはシゴタノさんの記事を参考にしてください。
ChatWorkのここが便利! 4つのポイント(セミナー動画とスライド全公開)
企業向けマイクロブログ「yammer」。
同じ会社のアドレス(ドメイン)を持つメンバーのみでコミュニケーションができるため、社内の情報を安心してつぶやくことができます。
また、上限50人のクローズドSNSであるPathや
グループ(ルーム)毎にプロフィールを分けてミニSNSを作れるyouRoomなども
グループコミュニケーションツールとして活用できるのではないでしょうか。
■ マーケティング・営業
家で寝ている間にも受注が入る。
Webやソーシャルメディアは、そんなことも可能にしました。
いわゆるインバウンドマーケティングという分野です。
業界にもよりますが、飛び込み営業やテレアポなどの
営業スタイル(アウトバウンドセールス)
ではなく、売上を上げる方法を確立できれば、
生産性は飛躍的に上がります。
※ちなみに、私たちスゴブログも、
海外のニュースやソーシャルメディアのトピックスを多く発信し、
私たちの強みである多言語ソーシャルマーケティングサービスを知ってもらう
ツールとしても活用しています。(お問い合わせお待ちしています!)
現在、驚異的にユーザー数を増やしている画像共有サービス「Pinterest」。
洗練されたデザインや、女性ごのみのカテゴリー分類など、女性向きの商品やサービスを展開している企業は要チェックです。
詳しくは、こちらのリンクに多くの事例が載っています。
話題の「Pinterest(ピンタレスト)」で企業ブランディング!15社の企業活用事例とコンテンツ案
ライブストリーミングで動画を公開するサービス「Ustream」。
商材を動画で紹介するといった使い方はもちろん、忙しい経営者やトップセールスが、現地に行かなくてもリアルタイムで営業ができたり、セミナーで情報発信することが可能です。
「WordPress」は簡易ブログフォームのため、決して生産性アップのツールでありません。
しかし、独自ドメインを使用して簡単にブログやサイトが作れる点や、運営者が容易に更新できる点で、企業はもちろん、個人のセルフブランディングツールとしても欠かせない存在になってきました。
他の主な事例…
■【保存版】Facebookって効果あるの?と思った時に見るべき16個の調査結果|やっぱり商品購入にもつながっていた!
■ソーシャルメディアを使って大きく売上をあげたビジネスの5つの事例
■セルフブランディング極め、営業ゼロでオファー殺到ーー今注目のノマドワーカー、安藤美冬
■ プロジェクト管理
企業間プロジェクト、ワーキンググループ、家庭用など、利用シーンに合わせてグループを作って情報共有を実現できる「サイボウズLive」。
メンバーが20名以下ならいくつ作っても利用料は無料!
スケジュール、掲示板、共有フォルダ、ToDoリストなどの機能も完備しています。
工程管理をかんたん・便利にクラウドで共有できる「brabio」
ガントチャートが簡単にひけて、大容量ファイルも共有できる。5IDなら無料で使えるので、中小規模のプロジェクト管理に使えます。
■ データ管理
やはりこの2つが使いやすいのですが、
企業の規模やセキュリティなどを考えると、
違ってくるのかもしれません。
※すみません。個人的にはこの2つを公私共に使いこなすことに注力しているため
他をあまり研究していません…
■ 気分転換
時間を忘れてはまるサービスとは、
褒め言葉なのかもしれませんが、生産性の敵でもあります。
とはいえ…
ある程度の気分転換は、作業効率を高めます。
写真に特化したSNS「instagram」。
文字を必要としないため、仕事の息抜きにも活用できます。
「気分転換」のジャンルに入れていいのかは迷いましたが…
例えば、地元の友達とはmixiで繋がっている方も多いのではないでしょうか?
友達の頑張りを見て刺激を受ければ、生産性アップにも繋がります。
また、Twitterの場合、フォローしている方全員の情報を追えていますか?
自身のテーマや目標にあった方のみフォローすると、効率的な情報収集に繋がります。
■ その他
企画(フローチャート作成)
サイトマップ、ワイヤフレーム、フローチャート、マインドマップなどの部品を集めたライブラリーが用意されており、アイコンをドラッグ&ドロップすれば利用できる「cacoo」。
1つの図を複数人が同時に編集することもできます。
Q&A
アメリカのQ&Aサイト「Quora」(英語)。
他のQ&Aサイトに比較して、専門家が詳細に回答する傾向が高いと言われており、信頼性の高い情報が集まっています。
プレゼンテーション
どこからでもアクセスできるクラウド型プレゼンテーションツール「Zoho Show」。
ドラッグ&ドロップの簡単操作での資料作成から、共有、共同編集、チャットを使って遠方へプレゼンまで、機能がとても充実しています。
参考記事:
パワーポイントの代わりになる最強のクラウドアプリ Zoho Show
データ(口コミ)分析
Twitterのデータパートナーの一員として、ツイートのフルストリームへのリアルタイムアクセスを可能にしたサービス「DataSift」(英語)。
キーワード検索に限定されず、位置、性別、感情、言語、Kloutスコアによる影響などをフィルタリングして、ツイートの傾向把握や分析ができます。
参考記事:
DataSiftが2010年1月以降2年分の履歴ツイートへのアクセスを提供開始
名刺管理
無料でデータ化まで行うクラウド名刺管理サービス「Eight(エイト)」
iPhoneから利用することができ、専用アプリを通じて名刺を撮影、データ化。
Facebookなどのソーシャルネットワークへの接続も可能にしています。
そして、上記に挙げたようなサービスを全て網羅してしまうような、この2社。
今後は、このいずれかのサービスでシンプルにタスクを完結させるのか、
うまく連動させていくのかを考えることが、
業務改善における大きなポイントになると思います。
※この2つのサービスについては、今後のブログで改めて深堀させていただきます。
最後に、マインド面で2点。
■目標や行動の“軸”を意識した上でソーシャルメディアと付き合う
今後、ますますソーシャルメディアがビジネスにも浸透してくるでしょう。
そして、そのサービス1つひとつに役割があり、ターゲットユーザーがいます。
何でも試してみるのも大切かもしれませんが、
会社や個人として目標や行動の軸(テーマ)を意識せず取り組むと
生産性が下がる可能性もあるので、注意してください。
■ツールを使いこなすスキルよりヒューマンスキル
ソーシャルメディアを活用したワークスタイルの改善は、
関係者同士の信頼関係があると、より加速します。
21世紀のワークスタイルを考える上で、
ソーシャルメディアは欠かせないツールだからこそ
上手に付き合っていきたいですね。
今回取り上げた以外の有益なサービスや、
その使い方などの意見があれば気軽にお知らせ下さい。
そして、働く人を支援するサービスについて考えたい方も、
意見交換できると嬉しいです。
photo credit: Sergiu Bacioiu via photopin cc
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