これからのワークスタイルを「WHY」と「HOW」で、考える。

photo credit: Ian Muttoo via photopin cc

 

 

「自分らしいワークスタイルとは何か」

 

を意識する人が増えてきました。

 

今、そして、これからの日本を考えれば、

当たり前の流れかもしれません。

 

例えば、ソーシャルメディアやクラウドを活用すれば、

会社にいなくても作業ができる環境が整いつつあります。

また、グローバル化が叫ばれている今、

日本と海外をまたにかけて働くなんてことも珍しくはありません。

 

そして、今後もITインフラ及びWebサービスのさらなる進化や

日本の高齢化・人口減少による労働力の変化などの現実から

今は、自身の働き方を見つめる、

いいタイミングでもあります。

 

 

しかし、個人的に注意している点があります。

それは、働き方の方法やテクニックに焦点を置いてしまうこと。

 

つまり、TwitterやFacebookをどう仕事に活用できるかや

カフェでノマドワークするための方法を知りたい、

といったようなことに目が行き、

本質的に、自分は働くことで何を実現したいのかを考えることが疎かに・・・・・・

 

 

・・・・なっても、

“まずは”いい人がいます。

 

というのが今日のテーマ。

※”まずは”としたのは、やはり本質的ではないからですが、それは後ほど。

 

では、賛否両論あると思いますが

今の時代に合わせて価値観をシフトしていく必要性を考えてみます。

 

 

POINT① WHY?(なぜ働くのか)

 


photo credit: e-magic via photopin cc

 

 

こういうお題を掲げると、

人それぞれ価値観も違うし、成長レベルも違うので

正解はない!

 

という答えになりがちですが、

それでは話が進みません。

 

1つだけ言えることは、

現在の日本の成熟しつつある経済のなかで、

お金(報酬)だけを目的に働くという価値観は

薄れていること。

 

それは、TEDにて「やる気に関する驚きの科学」というテーマで

ダニエル・ピンク氏が語った際の言葉をお借りすると、

 

金銭的な動機付けは、

単純労働では有効だが

知的作業にはマイナスの影響さえある。

ホワイトカラーの仕事の動機付けは内面的なもの、

「自主性」「成長」「目的」が、鍵

というところに紐づきます。

 

つまり、ゴールがわかっている単純作業を

機械やITが代わりに担ってくれる時代になり

海外の安い労働力にもアウトソースされるようになった今

報酬を餌に頑張る仕事が少なくなってきたこと。

代わりに、簡単な答えがない課題を解決していくために

クリエイティビティを発揮していく仕事が増えてきたこと。

 

結果、報酬に代わるやりがいを、

一人ひとりが持つことが

“なぜ働くのか”の問いに答えるヒントになると思います。

 

そして、どんな課題を解決していくのを

クリアーにしていくことが

自分の「軸」を持つこととなり

働く理由にもなる!

 

 

…というのは、持論ですが、

正直、こんな先行き不透明でワクワクする時代に

自分の軸や、働く目的を見つける“近道”はありません。

 

だからこそ、

自分の軸になりそうなテーマをいくつか持って

色々と試行錯誤してみる必要が

あるのではないでしょうか?

 

 

それが、次のポイント “HOW” に繋がります。

 

 

POINT② HOW?(どう働くのか)

 

 


photo credit: IvanWalsh.com via photopin cc

 

 

それは、雇用形態だったり、場所だったり、

どんなツールやサービスを使うかだったりします。

 

しかし、ここで注意したいのが、

自分の価値観とスキルをある程度理解してから

アクションを起こすべきだということ。

 

さきほど、何でも色々やってみるべきと言っておきながら

少し矛盾しますが、

無謀な挑戦ではなく、戦略的な挑戦を色々仕掛けてみることが

これからの時代を生き抜くヒントだと思います。

※とはいえ、個人的には無謀な挑戦は大好きです…

 

 

さて、ここでこれからの“HOW”を考える上で、

わかりやすいブログをご紹介します。

今、日本で起きていることの傾向と対策。

その中で、以下のような4つのカテゴリー分けがありました。

 

1) 価値観変えないぜ x 能力は自信なし = スキルを磨いて能力アップ!

2) 価値観変えないぜ x 能力に自信あり = グローバル企業で活躍 or 新興国で金稼ごう!

3) 価値観変えてみる x 能力は自信なし = 個人 or 誰かと共に生活コストを下げつつ、

色んなやり方を試してみる!

4) 価値観変えてみる x 能力に自信あり = 新しい社会の仕組みを創ってみる!

 

ブログ内でも触れていますが、ノマドやコワーキング、

色々なプロジェクトを掛け持つマルチタスク化などは

4番に該当する方が、より主体的に自分らしく働けるワークスタイルだと思います。

 

また、これからの時代に必要とされる価値観へパラダイムシフトができれば

それにあったサービスを有効活用したり、

自らがビジネスを生み出す主体的な働き方を実現できるかもしれません。

 

例えば、こんなサービス…

■ひとのつながりで仲間を探せる

ソーシャル・リクルーティング・サービス「wantedly

■誰と、どんな風に住むかで選ぶシェアハウス「colish

■3分動画でマスターできる初心者向けプログラミング学習サイト「ドットインストール

 

あくまで例ですが、

「シェア」や「フリー」といった時代のキーワードを反映したサービスだと思います。

 

また、この手法も新しいですね。

 

 

上記のカテゴリーだと4番にあたると思いますが

正解かどうかはわかりません。。。

 

 

反面、1番の価値観とスキルレベルの方が、

今、流行だからといった理由で、

「Facebookを使って転職活動をするんだ!」とか

「毎日、青山のイケてるカフェでノマドしたい」と言っても、

手段の目的化になり、残念ながらうまくいかない印象を持ちます。

 

 

さて、あなたは何番の人ですか?

 

ワークスタイルのWHYとHOWに触れてきましたが

まとめます。

 

■すでに成熟しつつある日本経済の中だからこそ、

まずは自分の軸になりそうなテーマを持って、

色々なワークスタイルを考えてみよう

 

■自分の価値観やスキルをある程度理解した上で、

これからの時代にあったワークスタイルを試してみよう

 

 

働き方、ましては生き方に正解はありません。

まず、何番の人でも、

できることからコツコツと…

 

そうすれば、自分にあった環境が見つかるかもしれないし

見つからないかもしれない。

この続きは、また、今度。

 

end

 


photo credit: Sarah Sitkin via photopin cc

 

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