Apple表参道で開催された、実業家の本田直之さんと登山家の栗城史多さんの講演会。
二人の話を講演会などで聞くのは初めてではなく、特に本田直之さんに関しては、ライターとしてインタビューをさせていただいたこともありました。
人生は壮大な実験だ。「本田直之」が提案する、新しい生き方とは
また、昨年トライアスロンを始めたことによりホノルルでお会いする機会もあり、個人的にも、そのライフスタイルから大きな刺激を受けている方の一人です。
さて、今回はAppleで行われるイベントということもあり、Applepayやヘルスケアアプリの紹介も兼ねて話題が展開されました。個人的にはガジェットやアプリの話は大好きなのでとても参考になりましたが、今回は、講演の中にあった話題の1つである「苦しさとの向き合い方」について紹介したいと思います。
※このイベントは録音禁止だったため覚えている範囲で記載させていただくことをご了承ください。
苦しみと喜びは振り子の関係にある
大変な時は脳みそが苦しんでいるだけかもしれないので、ありがとうと言ってみるといいかもしれません。
と、このやり取りはイベントの冒頭5分くらいなんですが……印象に残ったのでまとめました。
より良く生きるために「ありがとう」を言う
私も自転車旅にしょっちゅう行くので、峠の坂道を登る時や、雨の中を走る時は、辛くて辛くてしょうがないという経験を多くしています。でも、やっぱりそんな思いをして登った坂の上で見る景色や、下りの爽快感、自分の足で乗り越えたという達成感を味わえるので、登っている最中もありがとうという気持ちになることがあります。半ばやけくそですが笑。
もちろん普段の生活でも、それはいえることかもしれません。辛いこと、大変なことがあっても、その状況に「ありがとう」と言ってみる。そうすれば、心がフワッと楽になったり、ハードルを乗り越えた時に得られる感情が大きかったり……。よりよく生きるために試してみてはいかがでしょうか?
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でも、僕は無酸素で登るので渋滞にはまったら息が続かない。なので、人があまり登らない秋に登るんです。秋は何がすごいかって、爆風が吹き荒れているんです。ジェットストリームって言うんですが、風速30m以上の風がおさまったタイミングでアタックをかけるんです。しかも、酸素は地上の1/3くらい。
登るのは、めちゃくちゃ苦しいんです。でも、こんな時は「ありがとう」と言うことにしているんです。