何を買うにしても選択肢にあふれている時代。
「あの人から買いたい」
「あの店だから買いたい」
といった、売る人の店のストーリーや人柄が価値になるケースも増えてきました。
その事例の1つ。今回ご紹介するのは、オリジナルデニムを移動販売し47都道府県をバンで回っている「エブリデニム」のストーリー。
これからの商売や働き方のヒントがありました。
■デニムブラザーズ誕生
今日の主役はこの方。
山脇 耀平 1992年生まれ。大学在学中の2014年、実の弟とともに「EVERY DENIM」を立ち上げ。オリジナルデニムの販売やスタディツアーを中心に、生産者と消費者がともに幸せになる持続可能なものづくりの在り方を模索している。 Twitter: https://twitter.com/you_hei_hey_yoh Instagram: https://www.instagram.com/you_hei_hey_yoh/ |
両親が公務員の山脇兄弟。ある日、ジーンズの加工場を見学した際に、「ジーンズはこういう風にできているんだ!」と、ものづくりに対して感動を覚えたそうです。
そして、生産者の思いを多くの人に伝えるためにいろいろな人を取材し、情報を発信していく中で、単純に情報発信だけで終わらないことが何かできないかな? という思いに至りました。
そして、2015年にデニム製品の企画販売をスタート! デニムブラザーズが手がける「EVERY DENIM」誕生の瞬間です。
しかし、知名度もなければ、業界にコネも人脈もなかった2人。自分たちが店を構えてもお客様は来てくれない……そこで、待ちではなく自ら人に会いに行く移動販売という手法をとることに。
■47都道府県を巡る旅 × 仕事へ
そこで、2人が取り組んだのがクラウドファンディングを使って、移動(手段)の資金を集めること。
キャラバンを購入し、「心を満たす47都道府県の旅」へ出るために。
結果、クラウドファンディングは無事成功。
2018年から始めたプロジェクトは、2019年現在、ほぼ全ての都道府県を回り、旅先でデニムを販売するだけではなく、自分たちが感銘を受けた衣食住分野の生産者をメディアで紹介し、都内などで事後報告会も行なっています。
さらに、これからの働き方・生き方について、いろいろな人の声を直接聞くことで2人にとっても大きな気づきがあったようです。
「彼らは答えなんて持っていない。答えなんて持っていなくても進む道があることを知っているから」
消費者として何を大事にしているか=生産者が誇りを持ってもの作りをしていることが伝わることがこれからの時代は大事。
山脇 耀平さんは言います。
そして、47都道府県を自転車で旅した人として、エブリデニムを1枚購入。
売る人や商品のストーリーも魅力ですが、機能もとてもいい! 生地が伸びる素材なので、サイクリングとの相性もぴったりでお気に入りのアイテムになりました。
デニムブラザーズや、商品が気になった方はHPものぞいてみてください。
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