[ Under28歳限定】 人生という“旅”に迷わないための、質問。

自転車をこいでたどり着いた温泉宿で

独り、筆をとる。

間違えた……筆ではなくPCをカタカタ。

でも、ちょっとした文豪になった気分だ。

 

数分後、彼は深い眠りに落ち

朝、お尻の筋肉痛と共も起きるのであった。

 

 

 

「人生とは旅であり、旅とは人生である」 

……ドイツW杯の後、引退した中田英寿氏が残した言葉である。

この言葉の真意は本人にしかわからない。

 

しかし、旅を通じて人生に通じる“学び”を得る人が多いのも、また事実ではないだろうか。

 

実際、僕自身も旅を通じて「価値観」「ビジョン」「ゴール」の三点セットを、

人生と重ね合わせて考えることが多い。

 

今回は、湘南1泊2日自転車の小旅行を通じて得た学びを

簡単にまとめてみたいと思う。

 

 

ただ、あらかじめ先に述べておきたい。

 

精神年齢28歳以上の人が読むと、

自己啓発的な内容に辟易すると思うし

僕自身も、自己啓発系のネタを書くときは若干恥ずかしい。

それ、お前が言うなとセルフツッコミw

 

 

しかし、まだ自分の「ゴール」がはっきりしていない人は

少しの間お付き合いいただけると、

これから先の理想の旅の仕方やライフスタイルが見えてくる、

かもしれない。いや、そうに違いない。

 

1.価値観を知る

 

Chikirin  はこう言っている

「自分がどう生きていきたいか」を理解しておくこと、

そして選んだ道に自信を持つこと。

 

私はこう言っている。

「旅で大切したいものを知ると、人生で大切にしたいものも見えてくる」

 

旅の予算や誰と行くか、どこに行くか、料理がメイン?温泉?海?

やっぱ癒しだよね。いやワクワク感でしょ……

あなたが旅に求めるものは何だろう?

 

ちなみに僕は自分の足で目的地へ行ける

自転車旅を選択することが多い。

それは、価値観として“学び”や“成長”を重視しているからだろう。

もし効率を重視していたら、取らない選択だ。

 

自転車の良さをここで多く語るつもりはないが、

体力・天気・地理などを踏まえて、

目的地までどのように行くかといった戦略的要素があることや、

走行中に景色を見ながら色々なことが考えられることは、自転車の利点だろう。

 

僕がはじめて自転車で旅したのは、中学校1年生の時。

目的地は、今回と同じ湘南に東京から走っていった。

なかなかの冒険キッズだ。

それから、千葉一周、東京〜鹿児島、トロント〜モンロリオール(カナダ)と、

自転車小旅行を何回か実施したが、毎回意識したのは、

ゴールに向けて走りきることと、その過程で何を学んだかだ。

 

正直、自転車には詳しくないので、高いバイクを購入したことはないしパンクも自分で直せない。

圧倒的な体力と、類希な地理感と、晴れ男という武器と、ほんのちょっとのチャレンジ精神が、

私の価値観を刺激して止まないみたいだ。

 

あなたは自分の価値観を意識したことが、どれだけあるだろうか?

 

 

 

2.ビジョンを明らかにする

 

ピーター・ドラッカー氏はこう言っている。

「私たちは1年にやれることを多く見積もりすぎているが、
5年先に実行可能なことを少なく見積もりすぎている」

 

僕はこう言っている。

「一泊二日ぐらいの旅はみんな楽しく計画できるのに

もっと大事な自分の人生という旅の計画を、楽しく実施しているヒトは少ない」

 

いわゆる未来志向になっているか?ということ。

7つの習慣」や、「フォーカルポイント」などの書籍にも

自分が未来志向かどうかを掘り出す質問がいくつかある。

 

例えば、これだ。

「今から5年後、完璧な暮らしをしているならば、それはどんな生活ですか?」

 

旅に置き換えると簡単だ。

「例えば今週末、どこに行って、最大限楽しみたいですか?」

僕の場合、5年後はFJ クルーザーのようなクロカンで

愛する妻と、湘南のおしゃれなレストランに、平日混んでない時に行くんだ!

自分で働き方をコントールしながら旅を楽しみたい。

みたいなやつ。

 

そして、目指すビジョンが明確になったら

で、どうやって実行する? と、自分に質問してみることで、

戦略的な旅や人生を実行できる。

 

先ほど上げた自分の例では、

車も、妻も、平日平気で休める仕事も現時点で持っていなかったので、

焦ったのは言うまでもない。

さて、どうやって実現する? 俺。

 


 

3.ゴールを決める

 

アメリカ人の牧師Robert Schuller氏はこう言っている。

「もし失敗しないと分かっていたら、何がしたいですか?」

 

 

多くのヒトが、人生を自分のものさしで見ている。

他人と比べたり、自分はこうだと決めつけたり…

 

ただ、海外などまったく価値観の違う場所を経験すると、

自分のものさしがはずれることがある。

もちろん、必ずしも海外に行く必要はないが、

そのような状態で上記のような質問を自分に投げかけてみるのも有効だろう。

 

ゴールとは関係ないが

高城剛氏はこう言っている。

「アイデアと移動距離は比例する」

自分も好きな言葉だ。

 

さて、ゴールの話に戻ろう。

 

自転車で旅をしていると、色々なところに寄り道したくなるときがある。

この際、ゴールがどこだか見えていなければ

ペース配分がわからず、

寄り道したせいでゴールにたどり着けない場合がある。

また、ゴールが見えていなければ、

最後のラストスパートもできないのでモチベーションも上がらない……

 

ゴールを決める一番シンプルな方法は、これ

やりたいことに達成期限を付ければいい。

 

例えば、旅なら3泊4日という期限があれば

何をやりたいか考えられるはずだ。

実は、人生にも寿命というものがあるのだが、

まずは3年や5年スパンで何がやりたいか、

自分のものさしを外して考えてみることをおすすめしたい。


 

 


この3点が旅においても人生においてもとても大事なこと。

 

しかし、これが決まって“やっとスタート”ということも、また残念な事実。

先は長いから、みんなそこで考えるのをやめるか楽な方にいってしまう。

 

ちなみに、ゴールが決まったら……

それに必要な知識やスキルを明確にする

事前に練習が必要なら思考や行動を習慣化する

具体的なアクションプランを決める……

などなど、やることはたくさんある。

ローマは一日にして成らず。

 

でも、実は最初の3点を意識すれば

旅も人生も80%は決まる(自分調べ)。

 

あと、最後にもう一点。

 

旅は、自己満足だ。

しかし、僕が目指す究極の旅は、自分が旅することで、誰かが幸せになる。

そんな旅だ。

 

人生も同じだと思っている。

自分が生きることで、だれかが幸せになる。

その誰かを見つけるのも、また人生という名の旅である。

 

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