「”しまなみ”走りに行く?」
サイクリストの聖地への誘いの言葉だ。
そして、この問いに対する選択肢は2つある。
「行くor 行く 」
あとは誰と、いつ行くか。
そこが難しいのだが
今回はそれもすでに決まっていた。
うん、いろいろ補足説明が必要。
今回の自転車旅に参加したメンバーはこちらのチーム「GEKIKOGI」
■いまどき自転車チームは「ソーシャルアパートメント」で結成 楽しさもシェアする次世代コミュニティ |
……と、いうことで、GEKIKOGI仲間と走った自転車の聖地「しまなみ海道」のおすすめスポットやコースをご紹介します。これから走りたい人は参考にしてね。
■瀬戸内しまなみ海道とは?
広島県・尾道と、愛媛県・今治とを結ぶ全長約70kmの瀬戸内しまなみ海道。
海に浮かぶ島々をアイランドホッピングしながら絶景を堪能できる自転車道(瀬戸内海横断自転車道)は、CNNで「世界7大サイクリングロード」に選ばれるなど”自転車の聖地”としても注目されています。
サイクリング推奨ルートには、コースの道しるべとなる「ブルーライン」が引かれているので、初心者も安心して走れるのが特徴。グルメやお土産、パワースポットも点在しているので、サイクリングで観光気分も満喫できます。
事前に行きたいところをチェックしてから、旅にでましょう!
【アクセス ※尾道出発の場合】
- 電車:JR尾道駅 ※新幹線のJR新尾道駅は少し距離があります。
- 飛行機:広島空港から尾道までバスで1時間~1時間半ほど(自転車を輪行する場合はバスを利用できないので自走で3-4時間)
- その他:高速バスや自家用車、自宅から自走
■1日目:尾道(広島)集合!
今回GEKIKOGIメンバーは、家で自転車をメンテしたり梱包した後、各自が思い思いの方法で広島「尾道」へ。
- 広島空港まで自転車を飛行機で輪行して運び、空港から尾道まで自走する人
- 東京から車で尾道まで来る人(走行距離えぐい)。
- 間違ってゴールの松山空港に先に着く人(旅の反面教師感w。良い子は真似しないように)
※もちろん愛媛県側から走り始めるパターンもあります。今回はバスに自転車を乗せられる臨時便があり尾道で合流できました。
参照記事:(-●ᴥ●-)広島空港で自転車でしか見られない飛行機の絶景を味わう(おすすめサイクリングコース)
空港から尾道市街までは、自転車で3時間ほど。
尾道と言えば……歴史的建造物やレトロな路地の風景に溶け込むように
ヌコ
ヌコ
ヌコ
ヌコ
尾道ラーメン!
サイクリストにおすすめスポットなら、倉庫をリノベーションした施設「ONOMICHI U2」や、併設されているサイクリスト用のホテル「HOTEL CYCLE」などが人気!
■ONOMICHI U2 住所:広島県尾道市西御所町5-11 TEL:0848-21-0550 HP:https://www.onomichi-u2.com/ |
■2日目:尾道(広島)〜大三島(愛媛)
自転車を組み立ててから(レンタルしてから)、しまなみ海道、最初の島「向島」へ。
尾道~向島間は頻繁に行き来している渡船を利用します。すでに旅感ある(めっちゃ短い船旅だけど!)。
自転車を走らせて、5分ほど。そろそろ喉がかわいてきたなと思ったらオアシスがあった。
「後藤鉱泉所」の地ラムネや地サイダーだ。
■後藤鉱泉所 住所:広島県尾道市向島町兼吉3-755-2 TEL:0848-44-1768 |
次に向かうのは、向島という島内の郷土文化保存伝習施設兼管理センターにある「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」。
無添加にこだわり、カカオ豆と砂糖だけ作る新鮮なチョコレートだ。パッケージもおしゃれで、お土産にも最適!
建物の正面からは瀬戸内の海を望むことができ、高台からの素敵な景色も楽しめます。
※自転車だと、ここに行くまでが大変なので、ご褒美のような絶景です。
■USHIO CHOCOLATL (ウシオチョコラトル) 住所:広島県尾道市向島町立花2200 TEL:0848-36-6408 HP:https://ushio-choco.com/ |
再びスタート! それにしても、目に飛び込んでくる景色全てが、”映える”。
そして、しまなみ海道と言えばこの景色。
橋!!
こちらは向島から因島に向かう「因島大橋」
しまなみ海道の橋は眺めるだけではなく、自転車なら無料で渡れてしまいます。
結構な高さがあるので、最初はドキドキしますが、慣れてくれば雄大な景色に心踊りながらのサイクリングが楽しめますよ!
因島についたら、はっさく屋の名物「はっさく大福」を食べに。
と思って伺いましたが、この日は店主の体調不良でお休みでした……。
場所は因島大橋のふもと。因島が発祥の八朔はサイクリストにファンも多いので、ぜひ立ち寄ってみてください。
因島から「生口橋」を渡り、生口島へ。
そろそろお腹が減ってきたぁ。
どーん!
こちら、昭和40年に創業のお食事処「ちどり」の「蛸天丼卵とじ」。
エネルギーをたくさん使ったサイクリストの胃に ”どうだ、うまいだろう?” と、直接語りかけてくるような美味さ。
人気店なので休日は並びますが、それでも生口島に来たら寄る価値ありのスポットです。
■ちどり 住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田530-2 TEL:0845-27-0231 HP:http://chidori-onomichi.com/ |
他にも、観光スポット「耕三寺」の周りには、昔ながらのコロッケや、爽やかなレモンソーダなど、体も心も満たしてくれるグルメがたくさん。
今回は立ち寄りませんでしたが、お時間があれば耕三寺の「未来心の丘」も、なかなか非日常感を味わえる場所なのでチェックしてみてください。
なんだかとっても”白い”場所です。
ランチを食べたあとは海が見たくなりますよね。
黄昏たくなりますよね。
自転車を漕いで、やってきたのが海水浴場「瀬戸田サンセットビーチ」だ。
透明度抜群。きれい……
黒ずくめで怪しさ抜群。こわい……
■瀬戸田サンセットビーチ 住所:広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15 TEL:0845-27-1100 HP:http://www.onomichi-sunset-beach.jp/ |
さて、1日目最後の橋「多々羅大橋」を渡り、大三島に着いたところで、自転車乗り憧れのスポットがある。
その名も「サイクリストの聖地」!
この記念碑は2014年10月25日、瀬戸内しまなみ海道振興協議会と台湾サイクリスト協会が姉妹自転車道協定を締結したことを機にできたんだって。
橋と海と自転車、映えますね。
■多々羅しまなみ公園(サイクリストの聖地) 住所:愛媛県今治市上浦町井口9180-2 TEL:0897-87-3866 HP:http://www.imabari-shimanami.jp/tatara/ |
そして、本日の最終目的地、大三島のお宿へ。
夕日が、また映えますね。
ご利益がありそうです。
ちなみに、こちらの夕日は海沿いの温泉「マーレ・グラッシア大三島」から。
露天風呂からも瀬戸内海の海と島々を眺められるので、とってもリラックスできる温泉です。
■マーレ・グラッシア大三島 住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5902 TEL:0897-82-0100 |
知ってましたか?
サイクリングの後の飯は超うまいってこと!
ここ、旅館「さわき」は旬のお魚をお腹いっぱい食べられるお宿。本当にこれ食べきれるの? ってくらいの豪華な晩御飯でした。
案の定、食べきれなかったのですが、おにぎりにしてお持ち帰りできたり至れり尽くせり。
お腹いっぱいになったら、ウトウト、深い眠りへ……落ちる前に飲み会はしたけどな。大人の修学旅行。おやすみ。
■旅館 さわき 住所:愛媛県今治市大三島町宮浦5460 TEL:0897-82-0153 HP:http://sawaki-ryokan.com/ |
■3日目:大三島(愛媛)〜今治(愛媛)
朝から、大三島のパワースポット「大山祇神社」へ。
全国の山祇神社、三島神社の総本社であり、厳かな雰囲気。
推定樹齢2600年の大楠は見応え十分すぎるほど。
超元気もらった! 今日も走るぞ〜!
■大山祇神社 住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327 |
本日のコースは大三島をぐるっと回ってから。
通常のしまなみ海道のサイクリングコースからは外れますが、絶景が広がっていました。
大三島を堪能したあとは「大三島橋」を渡り、「伯方島」へ。
伯方島は、そう、あの耳に残るフレーズでおなじみの場所……
ランチは迷わず塩ラーメン。
道の駅伯方S・Cパーク(マリンオアシスはかた)にて、エネルギーチャージしました。
ソフトクリームも体が喜ぶ味です。海を見ながら食べられるなんて最高ですね!
■道の駅伯方S・Cパーク(マリンオアシスはかた) 住所:愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1 TEL:0897-72-3300 HP:http://www.imabari-shimanami.jp/hakata/ |
グルメと絶景を味わいながら、運動する。
なんて最高なんだぁ……と呟きながら「伯方大島大橋」を経て、今回の旅の最後の島、「大島」に上陸!
橋って、下から眺めるのも絵になりますよねー。
よーし、ゴールまであと少し。
さ、最後の体力を振り絞り……
こちらは「村上水軍博物館」。
戦国時代、瀬戸内海を支配した村上水軍、通称:村上海賊 ゆかりの品々が展示されています。
海流の荒い海を支配していた村上海賊のかっこいい生き様を堪能できるスポットなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
■村上水軍博物館 住所:愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地 TEL:0897-74-1065 HP:https://museum.city.imabari.ehime.jp/suigun/ |
よし、気合い入った。
夕暮れも近いし、寄り道せずゴールの今治に向か……う、途中のグルメスポット。
「西屋」の焼き豚!
美味しいという噂は本当でした。
サイクリングには栄養補給が欠かせませんね。
■お肉と惣菜の店 西屋 住所:愛媛県今治市吉海町八幡109番地 TEL:0897-84-4129 |
そして、見えてきました、最終ダンジョン。
全長4kmの巨大吊り橋「来島海峡大橋」。
ここを渡ればゴールの今治(いまばり)です。
いやぁ、長かったですね。
楽しかったですね。
そして、この橋が「THE しまなみ海道」と言えるような絶景スポット。
一度は自転車で走ってほしい、素敵なコースです。
さらに、夕日の時間と相まって。
これはずるい。
そして、完走。
来島海峡大橋は、この旅のハイライトと呼べるほどココロ動かされるスポットでした!
ゴール後の、最後の晩餐はこちら。
今治を代表するご当地グルメ「焼豚玉子飯」
絵力が強い。
そして、美味い!!!(疲れて語彙力を失っている……)
大盛りに餃子もセットで頼んだのに、スルスルと胃の中に入っていきます。
これからさらに自転車移動するので、この時点ではビールを飲めませんでしたが、もう大満足でした。
■白楽天 今治本店 住所:愛媛県今治市常盤町4丁目1−19 TEL:0898-23-7292 HP:http://www.hakurakuten.net/ytm/index.html |
そして、道後温泉へワープ! 旅の締めはやっぱり温泉とビールですよね。
■まとめ
サイクリストの聖地「しまなみ海道」
景色もグルメもおすすめスポットがありすぎますよね。
さらに、自転車という移動手段を使うことで
景色は3倍増しで美しく、グルメは5倍増しで美味しくなります。
あとは誰と行くかが一番大事。
気の合う仲間やパートナーと行くと、楽しさは10倍増しになりますよ。
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