”生コン”
この言葉を見聞きしたことがあるだろうか?
何か悪いことをして生きたままコンクリート詰めにされ東京湾の底に沈むこと!?
そうそう、それ。
……では、ないです。今回は。
僕が大学生の頃に一人でやっていた活動の1つ
生き方コンテンツ(略して”生コン”)のこと。
具体的には、何か選択肢があった時に
コンテンツになる方を選ぶ……
つまり、怖いけど面白そうな方を選ぶ活動のこと。
よくわからないって?
SNSの時代なら、どちらの選択が「いいね!」される活動かって感じ?
ネタになる生き方を選択するってことだ。
そして、”生コン”に
これからの時代を豊かに生きるヒントが詰まっていると思う。
例えば、大学4年の夏休み、
合コン行ったりアルバイトに明け暮れたりするのと
1ヶ月近く自転車で日本縦断するのどっちが怖いけど面白そうかな?
ネタになるかな?
生コン的には後者だ。
人間、迷いが出る場合はお金や時間や人間関係など
目先のメリットとデメリットの天秤で悩む。
生コンは迷わない。
人生の選択を”ネタ”に捧げているからだ。
僕の中で一番興味があったコンテンツは”旅”だ。
行きたいところに行くのが自己実現(自己満足)なら
生コンは他者を巻き込み楽しんでもらう社会貢献も兼ねている。
(社会貢献と言うと大げさだけど、何かやりたくてウズウズしている友人の背中を押せるようなチャレンジも社会貢献。身近な人を動かせずに社会は動かせない)
……ということで、大学生の僕は旅に出た。
自らをコンテンツにして
東京から鹿児島までひたすら自転車で。
神戸のスーパー銭湯に泊まった以外は
友人の家2泊、あとはほぼ野宿。
寝袋を持っていたにもかかわらず1日も使わず
浜辺でも、公園のベンチでも、駐車場でもどこでも寝れた。
(不審者なのでオススメはしない)
この頃はSNSをやっている人がいなかったので(mixiもまだ)
コンテンツを発信するという概念は弱かった。
どちらかというと自己完結の達成感。
人生の大きな転機、就職活動も”生コン”だった。
みんな就活しているから、僕もするか。
就活しないでやりたいことをするか。
僕は後者を選び、
新卒採用という人生のレールを降りて
大学卒業後すぐにカナダに飛び立った。
1年間働けるワーホリビザを取得して。
大学の時の専攻がスポーツマーケティングだったので
アメリカ4大スポーツのチームが本拠地にしている
カナダ・トロントのスタジアムが勤務地。
人見知りで英語も喋れないのに外国人だけの環境で働き
日本人だけど発想が規格外な友人がたくさんできたり
海外で稼ぐこと、
外国人の友人を作ること、
異文化に触れること
その全てが新鮮で、自分の枠を取っ払ってくれた。
今、振り返るとその時の選択は自分の中では正しかったように思う。
心の体力が付くと今まで怖かったチャレンジの基準は上がる。
海外自転車旅やトライアスロン。
全国ヒッチハイクの旅。
無人島で1ヶ月半生活。
47都道府県全てを自転車で走破。
仕事をしながら年180日旅。
旅で学びを得る世界放浪「リカレントトラベル」
仕事では約4000人を取材(人見知りだったのに!)。
2回の起業(起業全く興味なかったに!)。
などなど。
「生コン」は生き方をアップデートできる。
問題は、それを社会人になってもできるか、だ。
人は怖いものより、安全なものを、安心できるものを選びたい生き物だ。
特に年齢が上がれば常識という鎖に縛られ
より、その傾向になる。
チャレンジすると致死量上がるからね。
だからこそ、まずはスモールステップ。
例えば僕の場合
旅先の選択肢や現地で何をやるか迷ったら
お酒の席でネタ(コンテンツ)になる方を怖くても選んでみる。
そうすれば、きっと
今まで知らなかった素の自分に会えるはず。
多少のストレス体験を通じて心の体力がつくはず。
周りからの意外な反応が得られるはず。
日常が軽やかに生きやすくなるはず。
新たな学びがあるはず。
なぜ、旅に出るのかーー
それは生コンを意識しながら
自分をコンテンツ化することで人生と社会を豊かにすること。
生きるとは選択の連続だ。
僕は旅が好きなので旅をコンテンツにしているが
起業独立でも、留学でも、移住でも、出版でも
自分が興味のあることで、怖いけど面白い方を選んでみる。
そして、その体験を発信してみる。
そうすれば、仲間ができたり、仕事になったり、
知らない誰かをちょっと元気にできたりする。
今日は、これからの人生で最も若い。
あなたはどんな”生コン”ができますか?
【告知】そんなことをちょっと話す「ココロ揺さぶられる」旅の魅力を知るイベントに登壇。
8月4日(土)名古屋で開催。残り席わずか!(現時点であと4席くらい)
チケットはクラファンで。自分のコーチングなどもリターンにいれているので要チェック!
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